カンジタ菌が増殖し、膣周辺にかゆみなどの症状が現れる膣カンジダ。
デリケートゾーンの異変は不安になりますし、なにより膣カンジダはとてもかゆいので、できるだけ早く治さなくてはなりません。
そこで気になるのは、「一体何日くらいで治るのか?」という、治療期間に関することではないでしょうか。
かゆみが治まるまでの期間も気になりますし、病院へ行く都合もありますよね。
膣カンジダの治療期間はどのくらいなのでしょうか。
膣カンジダの平均的な治療期間は?
まず始めに言っておきますが、ここで紹介する治療期間は平均的な日数になります。
あくまでも「目安」ですので、症状や状態によっては前後する可能性も十分にありますのでご注意ください。
それでは、膣カンジダの治療期間についてお話ししていきましょう。
平均的な治療期間の目安としては、だいたい1~2週間と言われています。
きちんと薬を使えば、そこまで時間をかけずに膣カンジダは治すことができるのです。
膣カンジダの薬には様々なものがありますが、婦人科で処方されることがあるのは、
・膣錠
・軟膏
・内服薬
の3種類。
症状や医師の考えによって処方される薬は異なりますが、この3種類のうちのどれか、もしくは数種類が処方されることになるでしょう。
先ほどお話しした「治療期間」は、このようなお薬をきちんと使用した場合の期間です。
面倒くさくて途中でやめてしまったり、誤った使用方法をしていると、治るまでには更に時間がかかってしまうでしょう。
だいたいですが、早ければ3日ほど、遅くても1週間ほど経てばかゆみなどの症状は治まってくるはずです。
しかし膣カンジダは、「症状が治まれば終わり」ではありません。
たとえ早いうちに症状が治まっても、出された薬は飲み切る必要があります。
それはなぜなのでしょうか。
簡単に言うと、膣カンジダの原因菌であるカンジタ菌は元々膣内にいる常在菌であるため、すべてなくすことができないからです。
薬を飲む、もしくは膣錠を使うことによって免疫や良い菌にまで影響を与えてしまうことがあるので、症状が治まったからとすぐに治療をやめてしまうと、再発するリスクがとても高くなってしまいます。
カンジタ菌が常在菌である以上、免疫が低下しているときには増えやすく、すなわち膣カンジダにもなりやすいということ。
・体調不良
・ストレス
・疲労
・寝不足
などを感じているときは、免疫も低下しています。
免疫が低下しているときは膣カンジダになりやすく、また症状も悪化しやすいといえます。
治療期間も長引いてしまう恐れがありますから、膣カンジダの治療期間中はもちろん、日頃から不規則な生活をしないよう心がけるようにしましょう。
特に、症状がなくなったのにまた再発するということを繰り返している人は、膣カンジダの「誘因」となっている事柄を見つけることで、今後の治療期間を短くすることができるでしょう。
まとめ
膣カンジダの治療期間について、お話ししました。
膣カンジダは、症状やその人の体調などによって治療期間にとても差が出る病気です。
誰もが早く治したいと思うでしょうから、処方された薬は正しく使うこと、そして日頃から体調管理に気を配っていきましょう。