カンジダは女性がなるイメージがありますが、男性もなることはあります。
たとえば亀頭が赤くなる、亀頭やその周囲に白いカスが付着する、強いかゆみなどの症状が現れたら要注意。このような症状は、男性カンジダの典型的な症状です。
初めて症状が出たときには正確に把握するために病院へ行ったほうが良いと思いますが、専用クリームを使うことも可能。
とはいえ、男性カンジダ専用クリームや対策ソープは、人気の「ロテュリミンAF」と、ロテュリミンAFよりすごい天然成分の「ファンガクリーム」、原因菌を殺菌してくれる「ファンガソープEX」以外は殆どありません。女性向けのものはメディトソートやフェミニーナ軟膏などたくさんあるんですけどね。
ここでは、男性カンジダに対策によいかもしれないと言われている「ラミシール」に注目してみたいと思います。ラミシールとはどんな薬で、なぜカンジダ対策に有効なのか見ていきましょう。
ラミシールは水虫の市販薬
そもそもラミシールは、カンジダ用の薬ではありません。水虫の治療薬になります。水虫の薬がカンジダにも効くの?と不思議に思う人もいるでしょう。実は、水虫の原因である白癬菌とカンジダの原因であるカンジダ菌は、どちらも真菌というカビの仲間。真菌ですから抗真菌薬は効きますがカンジダ菌と白癬菌は菌が違います。
つまり、水虫の薬であるラミシールも抗真菌薬であるため、真菌が原因であるカンジダにもある程度の効果を発揮することができる可能性があります。ラミシールの有効成分は塩酸テルビナフィン。
使い方はとても簡単で、清潔にしてから乾かした患部に直接塗るだけでOKです。1日1~2回が目安ですが、症状がひどいときは2回塗った方がいいでしょう。カンジダ菌は症状が出ているところだけでなく、更に広い範囲に繁殖していることが多いので、少し広い範囲に塗ることをおすすめします。たとえ症状がなくなっても、1ヶ月は続けましょう。
水虫薬 ラミシールATクリーム | いんきんたむし用 ラミシール 2本 |
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こちらのラミシールはアメリカ製で、日本のものと「同じ成分なのに量も多く値段も安い」です。
ただ、男性カンジダにラミシールではよくならなかったという声も多いため、改善はしない可能性が高いと思いますが、症状が軽い場合はラミシールでもよいかもですね。
ラミシールを使うときの注意点
冒頭で紹介したような症状は典型的なカンジダの症状ではありますが、このような亀頭包皮炎を発症するのはカンジダだけではありません。
実は亀頭包皮炎には
・細菌性亀頭包皮炎
・カンジダ性亀頭包皮炎
の2種類があるのです。
ラミシールが有効かもしれないのはカンジダによる亀頭包皮炎のみ。
細菌のものには効きません。
そのため、ラミシールを使うときは確実にカンジダなのかを見極める必要があるのです。
もしもラミシールを1週間ほど使ってもまったく症状の改善が見られない場合は、それはカンジダではないかもしれませんし。ラミシールでは不十分かもしれません。その場合は、殺菌力が99.9パーセントと、より高い「ファンガクリーム」を試してみると良いかもしれません。
まとめ
男性カンジダに効くラミシールについて、紹介しました。
ラミシールは水虫の市販薬ですが、カンジダへも一定の効果を発揮するかもしれません。それよりも殺菌効果が高く口コミも良いのがロテュリミンAFです。比較的症状の軽いものなら、ラミシールでもカンジダを治すことは可能かもしれません。ただ、期待は出来ない気がします。ロテュリミンAFは実際に使用された方が「治った」と言っていて、その声は確かに多いです。
男性カンジダにラミシールではよくならなかったという声も多いため、改善はしない可能性が高いと思います。その場合は、強力な有効成分クロトリマゾールが配合されている「ロテュリミンAF」や「ファンガクリーム」のほうをおすすめします。ロテュリミンAFはクロトリマゾールが皮膚の根にしっかり浸透します。カンジダ菌は皮膚の根にしつこく根付いていますので強力なほうがいいのです。ラミシールでは物足りないのです。
ファンガクリームは薬ではなく天然成分のクリームで安心して使用できます。
ラミシールは「陰嚢に塗ることができない」という点と、「細菌性亀頭包皮炎には意味がない」ということ。しかし、「ファンガクリーム」ならば陰嚢にも塗れますし天然成分が真菌(カンジダ菌)だけではなく細菌も99.9%殺菌してくれます!ファンガクリームは男性カンジダ性亀頭包皮炎と細菌性亀頭包皮炎の両方の対策ができます。