大人の女性に多くみられるカンジダ。
女性にとっては決して他人事ではない病気のため、みなさんも聞いたことはあると思います。
カンジダを引き起こしているカンジタ菌は、普段から私たちの皮膚や粘膜に存在している菌。
女性に多いのは、性器が体内にあり、温度や湿度が細菌の繁殖に適した環境であるためです。
そんなカンジダですが、大人だけでなく子供がなることももちろんあります。
子供の体内にもカンジタ菌はいるわけですから、当然といえば当然です。
では、もしも小学生くらいの女児がカンジダになってしまった場合、病院は何科へ行けばいいのでしょうか。
女児が行くべきなのは小児科、皮膚科、婦人科のうちのどれ?
膣やデリケートゾーンにかゆみなどの症状があるとき、大人の女性ならば迷わず婦人科へ行くでしょう。
しかし、小学生くらいの女児の場合、膣やデリケートゾーンに違和感を覚えたときはどうしたらいいのか困ってしまいますよね。
もちろんお母さんと一緒に婦人科でも問題はありませんが、クリニックによっては「初潮のきていない子供は診れません」と断られてしまうことも。
婦人科は初診でも予約制のところが多いですし、まずは電話をして女児も診てもらえるかを確認してみるもいいでしょう。
ただし、みなさんもご存じのとおり、婦人科の診察では足を開くイスに座ります。
女児に足を開いて診察をさせることに抵抗のある方も多いと思うので、そこはお母さんと娘さんとできちんと話し合うべきだと言えるでしょう。
婦人科に来ている患者さんはすべて女性という点ではいいですが、婦人科の待ち合い室に小学生は珍しいので、どうしても周りの人からの視線を感じることもあります。
そう考えると、女児の場合は普段お世話になっている小児科がベストかなと思います。
もしも小児科ではわからない場合も、適切なクリニックに紹介状を書いてもらえるので、まずは小児科へ相談してみることをおすすめします。
できれば女医のいるクリニックを!
最近では女医さんも増えてきましたが、やはり男性医師のほうが多いです。
まだ子供とはいえ、男性医師の前で下着を脱ぐことをためらう子もいるでしょう。
診察とはいえ、なかなか割り切れない子もいるかもしれません。
特に思春期の頃や生理が始まったばかり、身体つきが変わってきた頃の女児は、とてもデリケート。
医師であっても、「異性」として気にしてしまうことも少なくありません。
それに、親としても、なんとなく男性医師には診てほしくないと思うこともありますよね。
女児が安心して診察をしてもらうためにも、できることなら女医のいるクリニックを探してあげましょう。
まとめ
女児がカンジダになったら何科へ行けばいいのか?ということについて、お話ししました。
初潮がきていれば婦人科でも診てもらえますが、婦人科は周りの視線や診察に抵抗のある人も多いです。
まずは小児科へ行き、相談してみましょう。
カンジダはとてもかゆいので、無意識に子供が掻いてしまわないように、親御さんもこまめに見ていてあげてくださいね。