女性に多い病気である、カンジダ。
5人に1人がなったことがあるとも言われるほどメジャーな病気なので、もしかしたらあなたもなったことがあるかもしれませんね。
そんなカンジダですが、症状にはかゆみやおりものの変化というのが挙げられます。
デリケートゾーンが我慢できないほど強いかゆみに襲われたり、白いおりものが出るようになったらカンジダを疑った方がいいでしょう。
デリケートゾーンに症状の出るカンジダですが、果たして「におい」に変化はあるのでしょうか。
デリケートゾーンのにおいは、密かに悩んでいる人も多いもの。
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では、カンジダとデリケートゾーンのにおいについて、見ていきましょう。
カンジダになってもにおいに変化はない
まず結論から言いますと、カンジダになったからといってデリケートゾーンのにおいに変化はありません。
変化があるのは、おりものです。
健康なときのおりものは、無色から薄く濁った白っぽい色をしています。
下着について時間が経つと黄色っぽくなりますが、それは正常の範囲なので安心してください。
そして、おりものは少し粘性があります。
排卵日付近になると、卵の白身のような更に粘性の強いおりものが出るようになりますよ。
女性の身体は生理周期によって分泌される女性ホルモンの影響を大きく受けていますので、1ヶ月の中でもおりものには変化があるのです。
カンジダになると、おりものは白く濁ります。
初期のうちはヨーグルトやお粥のようなベタベタしたおりものですが、炎症が進むと酒カスやカッテージチーズ状のおりものが外陰部にべったりとくっついていることも。
それに加えて激しいかゆみがあれば、十中八九カンジダになっているといっていいでしょう。
においですが、おりものは基本無臭。
カンジダになっていても、おりもののにおいは変わりません。
若干酸っぱいにおいがしたり、ツンと鼻をつくようなにおいがあったら、膣の炎症が悪化している可能性があります。
もしもデリケートゾーンから顔を背けたくなるような悪臭が発生している場合は、カンジダではなく別の病気の可能性が高いです。
放置しておくと悪化するものも多いですから、デリケートゾーンが悪臭がするときにはできるだけ早く婦人科を受診するようにしてください。
においが気になっても洗いすぎはNG
デリケートゾーンのにおいが気になるという女性は多いです。
もしかしたら、彼氏やパートナーからにおいを指摘された人もいるかもしれませんね。
そうすると、気になってついデリケートゾーンを執拗に洗ってしまいがち。
しかしこの「洗いすぎ」によって膣の常在菌のバランスが崩れてしまい、カンジタ菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
確かにデリケートゾーンの嫌なにおいは、膣に細菌などが繁殖している証拠でもあります。
もしもにおいが気になるというときは、デリケートゾーン専用の石鹸で優しく洗うようにしてください。
くれぐれも、普通の石鹸でゴシゴシ洗ってはダメですよ。
まとめ
女性がカンジダになっても、デリケートゾーンのにおいには特に変化はありません。
嫌なにおいや悪臭がするときは、カンジダではなく別の病気の可能性が高いです。
とはいえ、おりものやデリケートゾーンのにおいは健康のバロメーターでもありますから、日頃からチェックしておくことをおすすめします。