カンジダは女性がなりやすい病気ではありますが、男性がなることもあります。
なんとなく女性特有の病気だと思われがちですが、そんなことはないんですよ。
男性がカンジダになると、どんな治療をするのでしょうか。
どんな治療をするのか分からないと、不安で病院へ行けないという人もいるでしょうから、ここでは「男性のカンジダ」に焦点を当て、どんな治療をするのか紹介していきましょう。
男性のカンジダ治療は簡単!
男性のカンジダ治療は、女性ほど大変ではありません。
検査も診察も含め、全体的に簡単に終わります。
治療の流れを簡単に説明しましょう。
1、診察
診察室では、実際に症状の出ているペニスを見せます。
おそらく病院で治療を受けようと思うほどですから、明らかな症状が出ていることと思います。
カンジダの男性症状には、
・亀頭やその周辺が赤く腫れる
・強いかゆみがある
・白いカスが付着する
などがあります。
2、検査
明らかな症状が出ている場合は、医師の目視による診察だけでカンジダと判断されることもありますが、白いカスを綿棒で採取して培養検査をすることもあります。
また、カンジダ以外の性感染症に感染していないかどうかを調べるため、尿検査を行うこともありますね。
3、診断、薬の処方
診察や検査の結果カンジダが認められたら、薬を処方されることになります。
処方される薬は主に軟膏(クリーム)で、1日1~2回ほど患部に塗ればOK。
たとえかゆみや白いカスがなくなっても、軟膏は1ヶ月ほどは使い続けましょう。
カンジダの原因であるカンジダ菌は、私たちの体内にある常在菌。
菌を完全になくすことはできません。
そのため、「治った!」と思っても再び症状が出てしまうことは珍しいことではないのです。
しっかりとカンジダを治療するため、症状がなくなっても治療は続けるようにしてくださいね。
男性カンジダの治療中に気を付けることは何かある?
先ほどもお話ししたように、カンジダ菌は常在菌であるため、カンジダは繰り返しやすいもの。
つまり、せっかく治療をしても普段の生活を見直さなければ「カンジダを治す」ことはできない、ということ。
では、カンジダの治療中はどんなことに気を付ければいいのでしょうか。
・通気性の良い下着を着用する
・清潔を保つ(洗いすぎない)
カンジダ菌は、湿っていて蒸れているところ、通気性の悪いところを好みます。
女性がなりやすいのは、膣がカンジダ菌の繁殖に適した構造であるためだと言えるでしょう。
男性の場合もカンジダ菌の好む条件は同じですから、通気性には気を付けたいところ。
特に下着は重要です。
治療中は、ブリーフよりトランクスにしたほうがいいかもしれませんね。
そして、清潔を保ちつつも洗いすぎないことも大切。
カンジダは白いカスがたくさん付くので、ついごしごしと洗ってしまいたくなります。
しかし石鹸を使って洗いすぎると、カンジダ菌と戦ってくれる菌まで除去してしまうのです。
これでは余計にカンジダが治りにくくなってしまいますから、洗いすぎないように気を付けましょう。
体用の石鹸を使わず、シャワーで洗い流すだけで十分です。
まとめ
男性カンジダの治療について紹介しました。
男性の場合、女性のように毎日病院へ通う必要はありません。
処方された軟膏を塗るだけなので、面倒くさいこともありませんね。
きちんとカンジダを治すため、また、早く治すためにも、下着や患部の洗い方には注意してみてください。